「ネギ君……起きたまえ。ネギ君!」
「ん……あれ?タカミチここは……?職員会議じゃ……?」
「わからない。僕も気付いたらここにいたんだ」
辺りを見渡すと他の魔法先生たちもいた。皆状況が飲み込めてない様子である。

職員会議、といってもそれは仮の名前で魔法先生による本国のことや魔法界の会議にいつものように集まった。
いつもなら五分前にはいるはずの学園長がなかなか現れずみんなで待っていた。そこからの記憶がない。

「タカミチ、その首輪は何?」
「わからない。どうやら全員に付いてるようだ。無論ネギ君にもね……」
言われて見れば首に違和感がある。恐る恐る触れてみると自分にも同じ物が付いていた。
無理矢理外そうとしてると突然扉が開いた。出てきたのは学園長の近衛近右衛門だった。

「さてさて、みんな起きたかのぉ?」
普段通り長い髭を弄りながら全員の顔を見据える。
「学園長!これは一体何の真似ですか!?」
明らかな異常事態に普通の態度を取る学園長に激しく攻め立てるガンドルフィーニ。
「まあまあ、落ち着きなさい。これからちゃんと説明するでの」
学園長の説得でガンドルフィーニも渋々と引き下がる。
「さて、諸君!今日こんな所に集まってもらったのは他でもない。諸君には“あること”をしてもらいたい!」

そこで一旦区切りみんなの視線が集まるのを見計らい大きな声で続けた。

「諸君にはこれから殺し合いをしてもらう」

全員に衝撃が走った。

【残り10人】

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