魔法先生の死亡については表向きは慰安旅行中のバス事故ということで報道され、裏に通じてる者には真実を伝えられた。
実は本国側は当初この事件を隠す予定だった。しかしネギの強い要望により魔法関係者には有りのままを伝えることになった。
これにより二度とこのような事が起きまいと修行をするものが増えた。結果的に以前よりも防犯が強化されることとなった。
――そして数日後
世界樹の根元でネギは一人考える。
何が正しくて何が間違っているのか?ここ最近それをずっと考えている。
わからない。でももしかするとそれが正解かもしれない。わからないから答えを見つける。
みんなそれぞれ問題を持って生きている。小さなことから大きな事まで。
その答えを見つけるためみんな必死に生きているんだ。何十年かけても見つからない答えを見つけるために。
タカミチは僕に死んだ者の分まで生きろと言った。だから僕はみんなの代わりに答えを見つけるんだ。
ガンドルフィーニ先生は強くなれと言った。きっとそれは答えを見つけるためのヒントなんだ。
神多羅木先生は夢を叶えろと言った。きっとそれは答えを見つけるための大事な過程なんだ。
色んな先生の言葉を一字一句しっかり胸に刻もう。例えくだらない話でもいつかは役に立つから。
立ち上がろう勇気を持って。歩き出そう胸を張って。
「お!ネギ坊主、私より早く来るとは偉いアル!」
「ありがとうございます!早速稽古をお願いします!」
「さあ明日菜さん。私たちも……」
「わかってるわよ!ネギには負けてられないからね!」
今できる事を精一杯やって少しづつ答えを見つけよう。色んなことに挑戦して何度も失敗して答えに近づくんだ。
――だからみなさん、僕の事を見ててください。僕は必ず…………
魔法先生ロワイヤル 完
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