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私は今世界樹の最深部にいます。愛する人、ネギ・スプリングフィールドの遺骨を持って。

私はロボット。年を取るという概念がない。しかし彼は人間。やがて生命の活動が停止する。

彼は私の生きがいです。彼はロボットの私を人間の様に接してくれた大切な人です。

その彼がいないのなら私は存在する意味がありません。


『お気に入りフォルダを開きます』


彼の思い出を順番に見ていきます。彼の笑顔、悲しむ顔、怒った顔を。


『音声を再生します』


「おはようございます。茶々丸さん」
「……その……け、結婚してください!」
「愛してます……茶々丸さん」
「おいしいですよ。茶々丸さん!」
「大丈夫ですか!?」
「すいません、遅くなりました!」


――ピーッピーッピーッ……


『バッテリー残り3%充電してください』


もうすぐ私の活動も停止する。私は最後のエネルギーを使って彼の遺骨を抱き締めた。

目の前がテレビの砂嵐の様になりそして視界が暗くなった。



世界樹の最深部。そこには愛を貫いた“人間”が眠っている。


おわり

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