人間とは不思議なものです。必ずと言っていいほど計算外の行動を取ります。

科学に魂を売った私が恋を、そしてその相手がネギ先生という確率。限りなく0に近い確率が起こってしまいました。

私は選ばれない。どんなに計算しても、どんなに理屈を考えても。なのに気が付けば想いを告げていました。


私が選ばれた時思いました。理屈や計算通り行かないから人生は楽しいんだなと。


「ハカセって変わったよね。昔は『科学に魂を売った狂科学者だ』みたいな事言ってたのに」


元3-Aによく言われる言葉です。確かに私は魂を売りました。でもその魂を彼が買い戻してくれました。

愛に計算機はいりません。だから今日も理屈抜きの愛情を送ります。


――愛してますよ。ネギ先生


おわり

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